「物静かな口調で有倉慶一は口を開いた」
この春、正式に社員になりました。静かに彼は告げた。ハンサムだ。誰かに似ている。あとで気がついた。俳優・タレントの岡田准一に似ている。 こう表現すると岡田准一のイメージがついてしまうが、その通りと思ってもいい。醸し出す雰囲気、言葉とともに動く表情は似ている。 そんな男性が保険ステーションに入社したと言えば、多くを語らなくてもうれしくなる。見た目ではないが、物静かさは相手に大きな信頼を与える。営業には大きなポイントだ。そして会社保険ステーションにとっても。
「有倉慶一、これから働き盛り30歳」「いい会社に入ったと思います」有倉はそう言った。
保険ステーションは、総合保険代理店(プロ代理店)としてあらゆる保険を扱っている。保険商品の知識だけでなく、保険に関する様々な周辺知識も必要になっている。 そこがいいと判断したという彼に、その知識を得る学ぶ時間が大変じゃないかと水をむけると「ある程度の基本というか基盤はできたつもりなので、これからは仕事をしながらを身につけていきます」と言った。
「ここは新しくきれいな会社です」
ただきれいなだけでなくまるでデザイナー物件のような事務所に、日々身をおき働くのはやはり楽しくなります。 この事務所を考え実行したのは社長の中田ですが、こういったことを現実にする経営者には、未来思考が内在し、確実に明日へ向かっていることを感じました。 その流れのそばにいて触れられるのは、自分へのパワーになりますと言った。この言葉のあと。この業界ではあまりないのでは、とも。
「毎週火曜日に営業スタッフ会議」
昔からのイメージでは保険の仕事は個人プレー的な仕事におもえるがと、そう訊ねると、毎週火曜日に営業部員の会議がありそこでいろいろ話しあったり、アドバイスをもらうので個人プレー的なことは感じないし実際にない。 それがこの会社の独自性ですし魅力。社長、先輩の体験からくるアドバイスはとても貴重です。
会議の内容は数字の進捗確認から、現在アプローチしているクライアント先のヒアリング深度、技術プロセスや見積もりの内容、クロージングの時期やタイミングに至るまで、多岐にわたる。 どの営業スタッフの案件でもあっても、保険ステーションとして一緒に考えるカタチになっている。
「波長が合う出会いから始まった」
前職は車のディーラーで保険ステーションがお客だった。社長の中田が声をかけたのか有倉が声をかけたのか、とにかく自然に波長があった。 有倉も悩んでいたとまではいかないが将来について懸念していた時機だった。車の販売も好きだったが、もう少し資格的なことが身につく職業がないかと考えていた。
話しは早かった。研修で保険についてのことを営業しながら学び、手応えがあった。
「月並みだが、やりがいがある」
仕事は面白い。もちろん失敗したこともあるが、人にあってその人の将来、人生のための保険を勧め契約するのは、目に見える商品ではないが、とてもやりがいを感じる。
下目づかいにゆっくりと話し、ときおり顔をあげたときの目には誠実さがある。オーバーリアクションで営業説明するより、こういった営業を好む人は多いだろう。 ここに保険ステーションの未来がまた一つ厚く、そして熱くなって気がする。
「車が大好きだ。いつかポルシェ」
小さいとき少林寺拳をやっていたという。ここからも武道家・岡田准一の雰囲気があるのかもしれない。いまは少林寺拳法はやっていないが、ときおり走っている。趣味は、車。夢は、ポルシェ。 いつか持ちたいと力強くきっぱり言った。すごい。夢は大きいほうがいい。夢に向かうことは、大きく仕事をすることになる。休日はいまの愛車を洗車する。しっかりした確かな洗車の方法がありその手順でやる。 持ち物を大切に磨きあげ人には落ち着いた信頼、誠実感が滲みでてくるものだ。きっといい環境で大人になってきたのだろう。
実家住まいだ。独身。愛犬がいる。日々ジョギングをしている。
結婚は特別意識してないが、まったく考えていないわけではない。落ち着いた趣味にあった部屋づくりも夢だとほほ笑んだ。
いま、十数人のスタッフだが、保険ステーションがもっと成長するにつれて彼も成長することは目に見えている。
先輩たちとともに幹部社員となっていく。彼、有倉からも保険ステーションの未来が見えてくる。
研修生から地を固めた人物が入社した。
面白い、物事をなすときに、一人また一人、仲間がふえていく、その状況が保険ステーションにある。
菊地兄弟スタッフに、そしてこの有倉慶一。中田社長中心にまるで映画かドラマのように集まってくる。
これからの展開が楽しみだ。そういった会社はそうはない。
2017年